『クリスマスの主役』



最近、日本からは、クリスマスを前にイルミネーションが始まった、というニュースが届き始めました。アメリカより早いんだなあ、と驚きます。でも、こちらもサンクスギビングが過ぎたら、一気にクリスマスに向けてショッピングシーズンに突入です。

ここニュージャージーのパラマスに住んでいると、道が混んで一番大変な季節です。近くにショッピングセンターが幾つもあるからです。いつもは家から10分の教会への道も、下手をすると30分。忘れ物をしても自宅に取りに帰るなんてことはできなくなります(常習犯です・・・自分)。忙しくて忙しくて、いつもいつも時間に追われている感じです。毎年感じるのですが、また今年も感じるのでしょうか?クリスマスの主役はどこに行ってしまったんだろうか・・・と。

「客間には彼らのいる余地がなかったからである」
(ルカによる福音書2章7節)

これはイエスが馬小屋で誕生したいきさつを書いている聖書の言葉です(正確には「馬小屋」という言葉は聖書の中にはなくて、「飼い葉桶の中に寝かせた」という言葉があり、飼い葉桶がある、ということは「馬小屋」だろうと、そのように言われるようになりました)。マリヤとヨセフ、そして、生まれたばかりの赤ん坊イエスには居場所がなかったのだというのです。
それから2000年を経た今、クリスマスは世界各地で祝われています。おそらく世界で一番多くの人々に祝われている誕生日でしょう。でも、「彼らのいる余地がなかった」という言葉は現代の私たちのクリスマスにも当てはまることではないだろうかと思います。教会でも、クリスマスは一番たくさん人々が来られる時です。ですから、私たちはいろいろなプログラムを準備して、多くの方々に教会においでいただこうと思います。でも、それを願う余り、つい多くのことを考えて、忙しさに紛れて、いつの間にかクリスマスに祝われるべき方が隅に追いやられてしまうのではないかと案じるのです。

今年はお借りしている教会の都合で、全体にプログラムが前の方にずれています。12月5日は早くも子供たちのためのJOYJOYクリスマスをいたします。12日には愛餐会もあります。最初は何か早すぎて雰囲気が出ないんじゃないかなあ、と思いました。でも、その後の19日(日)のクリスマス礼拝、24日(金)のクリスマスイブのキャンドルライトサービスとプログラムが分散することによって、一つ一つのプログラムを大切に、そして、ゆっくりとクリスマスの意味を思う時が持てるのではないかと期待しています。是非、今年はそのようにクリスマスを過ごしたいと思います。

今年のクリスマス、皆さんもクリスマスの主役であるキリストのことを思い、是非、教会に足をお運び下さい。お待ちしております。


(かきごおり:錦織 学)

月報2004年12月号より


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