「宝を探しに行こう!」
キャンプの最終日、目を輝かせて歌を歌う顔。顔。顔。 「何で俺達、こんなに一生懸命やってんだろ?」前の晩自分の心にふっと浮かんできた問いに対する答えがそこにありました。
4年前に子供たちのデイキャンプの責任をお引き受けしたときに、私の心の中にあった思いは、「楽しくなければキャンプではない」「子供たちが目を輝かせるようなキャンプを」ということでした。
教会で生まれ育った私にとって、自分の経験から、(その頃一生懸命遊んでくださった先生達には感謝しているのですが・・・)「教会のキャンプは聖書の話ばかりで、ゲームも工作も『聖書ゲーム』『聖書にちなんだ工作』で、つまらないとまでは言わないが、今ひとつ。いつも教会に来ている子でないとついていけない」「おゆうぎとか、工作とか、小さい子や女の子向け」というようなイメージがありました。大人になって自分が教会学校を指導する中で、何回かそんな問題意識から「教会学校が小さい子と女の子しか居られないような場所になっていないか」とお話ししても、「私達は別に、男の子、女の子ってことを意識しないで、みんなを受け入れたいと思ってやっている」「教会のキャンプなのだから、他のキャンプではできないようなプログラムを・・・」という、より説得力のある意見(私もこれらの意見には心から賛成です。念のため・・・)にかき消されて、あまり取り合ってもらえないこともたびたびありました。
ですから、このJOYJOYキャンプでは、何とか上級生の子も、小さな子達も、男の子も女の子も、教会の子達も、いつもは教会に来ていない子達もみんな楽しめるようなプログラムを、ということを考えています。そして、今年で5回目。参加してくれた45人中いつも教会に来ている子は16人。他はみんないつもは教会に来ていない子たち。男の子27人、女の子18人。8歳未満23人、8歳以上22人。私達の願いどおり、なかなかバランスの取れたキャンプとなりました。申し込み受付開始からわずか10日で定員をオーバーし、お申し込みいただきながら、やむを得ずお断りした方々には申し訳なく思っておりますが・・・。
今年のテーマは「宝を探しに行こう!」でした。朝10時に集合して、最初の1時間、毎日1つずつ宝を見つけていきました。最初の日が「いのち」、次の日は「自然」、3日目は「友達や家族」と神様が私達に与えてくださった宝物を見つけていきました。そして、4日目は「自分自身」。それも視点を変えて、「私達ひとりひとりは神様にとって宝物なんだ!」ということでした。
「あなたは私の目には高価で尊い」
(旧約聖書・イザヤ書43章4節)
「神様にとって、僕らは宝なんだ」と話をしているときに、不覚にも涙がこぼれそうになってしまいました。自分で自分を見て落ち込むこともあります。他の人のようにできれば・・・と思うこともあります。社会は私達が「何をしたか」で評価しようとします。「実績をあげてなんぼ」の世界です。でも、神様にとって、このままの私達ひとりひとりが大切な大切な宝なのです。
そして5日目、最後の宝、最高の宝は「永遠のいのち」。聖書に記されている、キリストの十字架にあらわされた神の愛について子供たちに伝えました。
「宝を探しに行こう!」子供たちだけではなく、忙しい日々を過ごしておられる皆さんをもお誘いしたいと思います。ぜひ教会に宝を探しにおいでになってください。お待ちしております。
月報2000年9月号“牧師室から”>