『メッセージ』



いつ頃だったでしょうか?
「自分は絵を描くのが下手だ」と最初に思ったのは?
誰かに、言われたのか、自分で周りの子達と見比べてそう思ったのかは覚えていないのですが、いずれにせよ、小学校の1年生かその
前かだったと思います。
それから、いつもいつも苦手意識がありました。
風景を書いても、人物を書いても、動物を書いても、
とにかくなんか違う、
うまくいかない、
うまく書けるのは幾何学模様だけ。
そこに逃げていく自分がいました。
絵を描いているのではなく、幾何学模様を描いていたのだと思います。
先日、マンハッタンにギャラリーを開かれた方と、絵を拝見しながらお話をする機会が与えられました。
絵を見ながら、お話を伺いながら、絵は「上手さ」よりも、「メッセージ」だと思いました。
もちろん、その「メッセージ」を周りの人に伝える技術とかも大切なのでしょうが、
どんな「メッセージ」が込められているかの方がより大切なのではないかと思いました。
そして、それを誰かと共有出来たらいい、そんな風に思いました。
それをもっと早く知っていれば・・・。
もっと早く知って、「上手」「下手」を超えた絵を描く楽しさを知っていれば、と思いますが、
まあ、与えられた人生、今の自分は自分でいいんでしょうね。
写真もそうなんでしょう。
映画も、音楽も、文学も・・・そして、牧師のメッセージも。
「話し方」の勉強、も大切かもしれない。
そこで甘えてはいけないと思う。
でも、何よりも大切なのは自分が聖書から「メッセージ」を受け取って、自分のものとして、
それを分かち合うこと、それが大切なんだと思います。
5月にはソプラノ歌手の工藤篤子さんがドイツのハンブルグから来られます。
16日にはカーネギーホールでリサイタル、21日は教会の礼拝の中で歌ってくださいます。
音楽的にもすばらしいものを持っておられる方ですが、
それと共に何よりも「メッセージ」を持っておられます。
特にスペイン歌曲のスペシャリストで、スペイン国王の王宮コンサートにも招かれるほどの方ですが、今回、日本の歌、ドイツ歌曲、
ニグロ・スピリチュアルなど広い分野の歌を歌ってくださいます。
3月半ばにはチケットが発売されます。
共に、工藤さんの音楽を通して語られる「メッセージ」を耳を傾けてごらんになりませんか。

月報2006年3月号より


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